『キングダム ハーツIII』で、ひとつの終わりを迎えた。
やっと、みんな一緒になれた。
長い間離れ離れだったみんなが、ようやく同じ場所で笑っている。
本当に、本当によかった。
――そう思ったのに。
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止まっていた時間が、もう一度動き出す

「KH3はフィナーレなんだな」
そう感じたのは、それぞれの場所で止まっていた時間が、ようやく動き始めたからだった。
ただ再会できたから嬉しい、というだけじゃない。
ここまで来るまでに、それぞれがどんな時間を過ごしてきたのかを知っている。
だからこそ、同じ場所に立って、同じ時間を過ごしている姿がたまらなく嬉しかった。
アクアの長い孤独の終わり
闇の世界をさまよい続けて十年以上。
アクアは暗い世界で、ずっとひとりで戦っていた。

闇に堕ちたアクアが、リクたちに自分の孤独をぶつけるシーン。
はっきり言ってその通りだと思った。
どれだけ孤独だったか……それは計り知れない。
だからこそ、テラとヴェントゥスともう一度一緒にいるアクアを見られて、本当に良かったと思った。
――やっと、やっとアクアの孤独が終わりを迎えたんだ。

ロクサスの夏休みの、その先へ
そして、ロクサスにもずっと止まった時間があった。
「俺の夏休み……終わっちゃった」
この言葉は今でも忘れられない。
シオンやアクセルと過ごしてきた時間。
ハイネたちとの夏休み。
ロクサスがロクサスとして過ごした時間は、あそこで終わってしまっていた。
でもこのKH3で、ロクサスは戻ってきた。
終わったと思っていたロクサスの時間が、もう一度動き始めた。
ロクサスとシオン、リアの3人が抱き合った瞬間。

涙が止まらなかった。
あの夏休みに、その先が生まれた。
ゼアノートが追い続けたもの
長く続いたゼアノートとの戦いも、ついに終わった。
私の中に最後に残ったのは、
「この人もずっと、自分なりの正しさを追っていたんだな」
という気持ちだった。
今ある世界を一度浄化し、作り直すことで、光と闇の均衡を取り戻そうとしていた。
そんなゼアノートから私が感じたのは、探求心の強さと孤独だった。

χブレードを完成させ、キングダムハーツまでたどり着いた彼の隣には、もう誰も残っていない。
あの瞬間のゼアノートは、私には孤独に見えた。
そんなゼアノートに、最後はエラクゥスが手を差し伸べる。
「チェックメイトだ」
最後にゼアノートは友と肩を並べられた。

エラクゥスとゼアノートが少年の姿に戻り、一緒に光となって消えていく。
その姿はなんだか切なく……。
そして、最後にエラクゥスがいてくれて良かった。これで良かったんだきっと。
そんなふうに思った。
二人が一緒に去っていく姿は、私にはひとつの時代が終わり、世代が変わっていくようにも見えた。
みんなが笑っているのに、ソラだけがいない
KH3の最後にソラに何度も伝えられた言葉は、不穏だった。
「代償」
何が起こるのか分からない。それでもソラは、カイリを救いに行った。

カイリは戻り、ずっと離れ離れだったみんなが楽しそうに笑っている。
まさにエンディングだ。
――でも、その中にソラはいなかった。
「これが代償か……」
エンディングをこんな寂しい気持ちで見ることになるとは思わなかった。
みんなの記憶から消えたわけではない。
それでも、ソラがどこへ消えたのかも、どうすれば戻れるのかも分からない。

カイリの流した涙につられて、私も涙がこぼれた。
それでも、物語は続いていく
ゼアノートとの戦いが終わり、ずっと離れ離れだったみんなも戻ってきた。
ひとつの物語は、確かに終わったんだと思う。
でも、ソラは消えた。
ルシュ、予知書、黒い箱、ヨゾラ、被験者X……。

残された謎がまだまだある。
――そう、KHの物語はまだ終わっていなかった。
KH4で一体何が起こるのか。
ひとつの旅が終わった。それでもまだ、物語は続いていく。
私はこれから、ソラたちのその先をどんなふうに見届けるのだろう。
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